腰パンマン

 
 いわゆる「腰パン」などの学校制服の乱れについて、生徒達に指導したい学校教員方に言いたい。「それでカッコいいつもりなのか」などというように、『制服を着崩したスタイルはカッコ悪い』と、生徒達に訴えようとするのはやめた方がいい。

 本来、「制服の乱れが風紀の乱れにつながる」ということを訴えるべきであろうに、見た目がカッコいいかカッコ悪いかとか、論点のズレたことで争ってもしょうがない。それを訴えたところで、生徒達に「この方がかっこいいと思います。」と言われればそれまでだ。


 大体、自分の着る服のファッション性のことさえどうでもよくなってしまったおっさん達が、「服装のカッコよさ」について、若者にイチャモン付けようとすること自体、そもそも滑稽である。若者にしてみたら、そんなおっさん達にカッコよさが理解できないファッションだからこそ、価値があるのだろう。