具体的

待ち合わせの時間に遅れそうなときは、具体的に「○分遅れそう」という風に、おおまかな時間を相手に伝えることを意識しています。


「ちょっと遅れる」という言い方をされると、待つ方は、5分待てばいいのか、15分待てばいいのか分かりません。
どれだけ待たされるかが分かっていれば、その場でケータイをいじる、近くの本屋へ行く、など、待ち時間の長さに応じて、有意義な時間の使い方を、待つ側は選ぶことができます。

そして何より、具体的に時間を伝えることで、「あとどのくらい待てばいいのかわからない」という、待つ人間のストレスを解消することができます。
待たせる方は自分でわかっているから、気楽に「ちょっと遅れる」なんて言えますが、待つ側にしたら、「いつ来るか分からない人物の到着を待つ」という行為は、それ自体、不必要な不安とイライラを伴うものとなります。
どこまで走ればゴールか分からないマラソンと、あと1km先にゴールが見えているマラソン、どちらの方が気持ちが楽かは、よく考えなくてもわかることでしょう。


「そんな大げさな」と思われるかもしれませんが、些細なことでも、相手の立場に立って考えようとする姿勢が大切だと思います。